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[11月の定期預金金利動向]
金利がさらに低下する前に固定するのも手

2014年11月の定期預金金利の動向と、今後の見通しについて解説します。
2014/11/6

市場金利の最新推移


◆1年もの市場金利の推移

 

◆5年もの市場金利の推移

 

編集部からのコメント

11月となりました。いよいよ2014年も最終盤ですね!この前、正月だったような気がしますが・・・月日が経つのは早いものです。

時間が過ぎ去っていくのは名残惜しいですが、一方で来月にはいよいよボーナスシーズンに突入していくことになります。景気の回復によって人手不足が深刻化しており、賃金には上昇圧力がかかっておりますが、この冬のボーナスも・・・全体的にはやはり上昇するのでしょうね。個人的にも期待しておきたいと思います。

そしてボーナスシーズンとなれば、新たな定期預金キャンペーンが開始されるタイミングでもありますが、ただ最近の市場金利の低下傾向を考えると驚くような高金利が出てくる可能性はかなり低そうですね・・・。

期待せず期待しておきたいと思います。

さて今月の定期預金ですが、上記のとおり冬の定期預金キャンペーンを前に全般的には低調ですね。より積極的に高金利の定期預金を探す姿勢が重要と言えそうです。

また、金利が徐々に低下しているということもあって、「これ以上金利が下がる前に預け入れてしまう」という視点も持っておいた方がいいかもしれませんね。

ここで具体的な定期預金を見る前に、いつものように上記1年もの・5年もの市場金利のグラフをチェックしてみると・・・残念ながら相変わらず低迷しております。

ただあえてこの2つのグラフの違いを探してみると、1年もの金利は引き続き低下傾向にあるのに対して、5年もの金利は足元では意外にポコッと上昇していますね!

特に金利が上昇する理由は見当たりませんが、もしかすると10月末に発表された追加金融緩和で購入する国債の年限を伸ばすということもメニューの中にあったと思いますので、5年もの国債の需要が和らぐという思惑が働いているのかもしれません。

とは言いつつ、その5年もの金利も絶対水準で見れば多少上昇しても「超・低金利」であることに違いはありません。やはり、金融緩和が積極的に実施されている状況では、なかなか本格的に金利が上昇する展開というのは考えにくいですね。

加えて、上記の通り追加的な金融緩和策が発表されたこともあり、「金融緩和の縮小・終了」はますます遠のいた感があります。預金者の立場からすれば、残念ながら「長期戦」=低金利の長期化を覚悟しておいた方がよさそうです。

今後、順調に景気が回復し、デフレ経済が終わり、金融緩和政策が終了し、健全な形で金利が上昇していくことを期待したいと思います。いつになるのか全く予想がつきませんが・・・。

ちなみに上記市場金利の具体的な水準としては1年ものの市場金利で0.15%前後、5年もので0.27%前後となっています。この市場金利から定期預金金利を逆算すると、基本的には「定期預金金利が市場金利を上回ることはない」という原則に立てば、

「定期預金は高くても1年で0.15%以下、5年で0.27%以下

という金利環境にある、ということです。1年0.15%も5年0.27%も、高金利の目安としてはちょっと低すぎですね!残念な状況が続いております・・・。

では本題の今月=11月の定期預金金利ですが、このように市場金利が低迷する中でも魅力的な定期預金がないわけではありません。

具体的に今月のそうした定期預金をチェックしていくと、まず目を惹くのがSBI新生銀行で、仕組み預金である「パワーステップアップ預金」に注目です。最初の3年が0.40%、延長されると最大で1.00%になるという高金利が特徴です。

もっと短い期間で様子を見たいという方にはわずか2週間で0.15%の金利となっている「2週間満期預金」も用意されています。

さらに50代・60代の方が口座開設の上、3ヶ月もの円定期を利用すれば現金がプレゼントされる「50代・60代限定 円定期キャッシュプレゼントキャンペーン」も実施中で、金利換算すれば最大で1.00%相当とかなりの高利回りとなります。

ちなみにSBI新生銀行といえば、ローソンやファミリーマートのATMネットワークと提携し、従来から無料だったセブンイレブンのATMも含め、コンビニATMやゆうちょ銀行のATMが24時間いつでも何度でも無料にしたことで人気が高まっています。メガバンクが次々とATM無料を打ち切る中で、預金者からすれば誠にありがたい決断です。

>>>SBI新生銀行の最新金利はこちら

同じく外せないのが東京スター銀行の「スターワン1週間円預金」です。こちらはわずか1週間で0.15%と、他の銀行の1年もの定期預金に引けを取らない金利と利便性が魅力です。

>>>スターワン1週間円預金の最新金利はこちらから

また東京スター銀行では、6ヶ月もので0.20%、1年もので0.30%、3年もので0.30%という高金利を誇る、 「スターワン円定期預金プラス」の提供を開始しています。要チェックですね!

>>>東京スター銀行の最新金利はこちらから

加えて東京スター銀行では、SBI新生銀行と同じく、仕組み預金である「右肩上がり円定期」にも注目です。11月の金利は最大1.00%、平均金利が「0.82%」と極めて高金利となっています。しばらく使わない資金をお持ちの方は検討されてはいかがでしょうか。

>>>右肩上がり円定期の最新金利はこちらから

それ以外で恒常的に高金利を提供している銀行としては、当サイトでご紹介している中では、あおぞら銀行インターネット支店オリックス銀行、そして関西みらい銀行が挙げられます。

中でもあおぞら銀行インターネット支店は1年もので0.30%、5年もので0.35%と高水準を維持していることに加え、関西みらい銀行も1年もので0.25%、3年もので0.30%という高金利を提供しています。

どちらもインターネット経由で預け入れできますので利便性も十分高いですね。

>>>あおぞら銀行インターネット支店の最新金利はこちらから

>>>関西みらい銀行の最新金利はこちらから

最後に、個人向け国債の中でも特に魅力的な「変動10」ですが、従来3ヶ月に1回の発行サイクルだったものが、毎月発行に変更され、利便性が大きく向上しています。最新の金利は0.34%ということでこちらも高水準ですね。

変動10」は、変動金利でありながら高金利という点が魅力で、さらに1年経てばいつでも解約でき、ペナルティも少ないので、いつ使うか決まっていない資金の運用先としても利用できます。

さらにマネックス証券で口座開設をすれば最大で30,000円相当のプレゼントがあるため、それを利息とみなせば、もう一段の利回りの向上が期待できます。

>>>個人向け国債の最新金利はこちら

上記の通り市場金利も預金金利も下がりつつあるタイミングだからこそ、こうした「赤字覚悟」の定期預金や金融商品を積極的にご活用ください。

気になる来月=2014年12月以降の金利動向ですが、市場金利は異次元の金融緩和圧力に加え、上記の通り、追加的な金融緩和によりさらなる金利の低下が予想されます。

当面は金利があまり上昇しない前提で定期預金の運用を考えた方が現実的です。

具体的な運用方法としては、上記のような積極的な定期預金金利を利用して金利を固定してしまうか、逆に東京スター銀行の「スターワン1週間円預金」や 「スターワン円定期預金プラス」のような高金利だけれど預入期間が短い預金でつないでいくかどちらか、という選択になってくるのではないかと思います。

さらにその先の見通しですが、基本的に景気と金利は連動しますので、順調に景気が回復すれば金利の上昇圧力は強まっていくことになりますし、仮に政府と日銀が目指すように本当にインフレ経済になれば金融緩和が解除され、金利はいよいよ本格的に上昇することになります。

ただし、おそらくそれはまだ数年先のことですね。少なくとも消費税10%への増税懸念がある限りは金融緩和が終了することはないのではないでしょうか。

やはり当面は「本格的な金利上昇はない」、というのがメインシナリオになってくると思います。参考になさってください。

最後に今月の定期預金金利をまとめると、主な預入期間ごとの金利のレンジはこのようになっています。

・普通預金(含む1週間定期): 0.01%〜0.15%

・1年もの定期預金: 0.01%〜0.30%
・3年もの定期預金: 0.01%〜0.30%
・5年もの定期預金: 0.04%〜0.35%

・6年もの仕組み預金: 0.35%→0.55%
・10年もの仕組み預金: 0.40%→1.00%

>>>詳しくはこちら 定期預金金利比較(TOPページ)

これらの中ではやはり、1週間定期の0.15%と、1年もの定期の0.30%、3年もの定期の0.30%、そして仕組み預金の最大1.00%が目を惹きます。これらの定期預金に1/4ずつ預ける、というのも手かもしれませんね。

今月の中旬にでも、再度こうした市場金利の動きをチェックし、来月の定期預金金利の見通しや今後の金利動向を占ってみたいと思います。

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