アベノミクスおよび異次元の金融緩和政策も3年目となり、株価が上昇し、賃上げの動きが広がるなど景気に明るい兆しが出てきていますが、それと対照的に低迷しているのが定期預金金利ですね。
異次元の金融緩和によって市場金利が低く抑えられていますので預金金利が冴えないのも当然かもしれませんが、定期預金の金利と関係の深い「1年もの」の市場金利は下記のような推移になっています。
1月から2月にかけて多少デコボコした動きを見せたものの足元では引き続き低水準にとどまっています。全体的にも右肩下がりとなっています。直近では0.14%前後という水準ですね。
ではこのような金利低下をもたらした金融緩和政策がいつまで続くかと言うと、インフレ経済へと転換するまでということになっています。ここまで円安や増税の影響もあり物価は上昇してきたものの、円安にしても増税にしても継続的に続いていくものではありません。むしろ一過性のものですね。
さらには原油安が続いており、こちらは物価安圧力となってきます。
つまりインフレ経済へと着実に転換しつつあるとまでは言えず、金融緩和政策はまだまだ続き、短期金利の低金利もまだまだ続き、1年ものなどの定期預金の低金利もまだまだ続く可能性が高い、ということですね。
しかしそうした金利環境でありながらも、積極的な定期預金金利や定期預金キャンペーンを提供する銀行がないわけではなく、高金利の代名詞となっているネット専業銀行ばかりでなく地方銀行の中にもそのような銀行はあります。
地方マーケットでは多少預金金利が高くても貸し出し金利も高いので利益が得られるケースや、預金以外の取引からの収益で金利を賄えるといったケースがあるのかもしれませんね。
あるいは多少積極的な金利をつけてでも、県外からの新規顧客・新規資金を確保したい、というニーズを持つ銀行はありそうです。
そのような高金利の地方銀行の1つが関西みらい銀行です。地方銀行ですので、関西以外では当然のことながらあまり馴染みがないかと思いますが、ダイレクト取引専用のいちょう並木支店を新設するなど、関西圏以外の顧客の取り込みにも積極的ですね。
また、気になるその安全性・信用力ですが、合併などを繰り返すなど、経営には紆余曲折があったものの、現在は三井住友銀行の子会社となっていますので全く問題ありません。
総資産は4兆円を超え、2015年3月期の第3四半期=2014年4月〜12月決算でも141億円の利益を計上するなど、経営は概ね安定しているようです。
さてその関西みらい銀行が提供する関西アーバンダイレクト定期預金ですが、気になる最新金利は以下のようになっています。
◆関西みらい銀行/関西アーバンダイレクト定期預金
100万円以上の場合
・1年:0.15%
・3年:0.20%
・5年:0.20%
300万円以上の場合
・1年:0.20%
・3年:0.25%
・5年:0.25%
キャンペーン時期ではない通常期であり、市場金利が大きく低下している中では、魅力的な金利水準ですね。しかも上記の通り市場金利が1年もので0.14%前後という状況では、それを上回る金利というのは「赤字覚悟の金利」と言えます。
参考になさってください。
なお注意事項としては、ダイレクト取引専用のいちょう並木支店のみでの取り扱いとなります。
>>>関西みらい銀行/関西アーバンダイレクト定期預金について詳しくはこちら
ちなみに毎回ご案内していますが、「もう少し金利動向を見てから考えたい」という方には東京スター銀行のスターワン1週間円預金がお勧めです。こちらは1週間で満期が来るという利便性もさることながら、0.10%という高金利が魅力です。
>>>「スターワン1週間円預金」の最新金利はこちら
それ以外にはSBI新生銀行の2週間満期預金もあります。
>>>「2週間満期預金」の最新金利はこちら
こちらもずっと高金利を維持している定期預金ですね。選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
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